もうすぐロードバイクに乗り始めて半年になりますが、100kmを超える距離を走ったのは、過去に3回しかありません。貧弱さを武器にすると謳っている当ブログではありますが「アニマルゾンビ」並みのHPでは先がありません。
せめて、くさったしたい
位には「レベルアップしないといけない」と言う思いが湧き上がって来ました。私の中での最長ロングライドは114kmで、他の2回も含めて瀕死で帰宅しました。
今週はこの距離の壁を克服するために”山ありで最低100kmは走ろう”と考えていました。ただし、肋骨を痛めてしまっているので、斜度25%以上の激坂成分が含まれる山は行きません。
自宅から自走で時坂峠を越えながら、風張林道を往復すると120km超になりますが、自走で行って風張林道に行って上れるビジョンが浮かんで来ません。でも行きたい…。
自走で和田峠を越えてから大垂水峠を越えて戻り、尾根幹を使って自宅まで帰ると130km超になります。和田峠は行った事がないので行ってみたいのですが、山を含んで130km超を走り、帰って来られるかどうかわかりません。
どちらに行こうか決められず、ツイッターで優柔不断っぷりをつぶやいてみると、なんと!ぞうじるしさんから「明日は有間峠。どうすか?」と嬉しいお誘いを頂きました。有間峠は先々週上ったものの、二つ返事で「じゃあ行きます!w」と答えました。
本日は失速をしてぞうじるしさんにご迷惑をお掛けしないように(元から遅いけど)、飯能駅まで輪行しました。
集合場所の川又の東屋から山の方へ目を向けると、なんだか不穏な雲があります。飯能の天気予報は降水確率0%だったので、安心をしていたのですが、ぞうじるしさんは「びしゃ濡れになる未来しか見えない」と、おっしゃります。
ぞうじるしさんは私よりも年上ですが、タイムアタックをされるとの事で、私は付いていけそうにありません。心配をしていると「頂上に着いたら下りたり上ったりを繰り返すので、自分のペースで上って下さい」と言われました。
私が先行しましたが、有間ダムまでの坂で調子の悪さに気付きます。先週雨であまり走れなかったから、体力が落ちたのでしょうか?ダムを越えて有間峠の入口手前で、ぞうじるしさんに抜いて行かれました。あまり遅いと申し訳ないので、いつもより少しだけ頑張りますが、急ぎすぎて完全に足が無くなってしまっても、申し訳ない事になってしまうので、程々のペースで上ります。
しばらくしてガスの中に入ると、なんだか目が回って来ました。バランスを崩してしまいそうです。ヨタヨタとガスの中を上っていくと、雨が降り出しました。本来、雨の時は自転車のために走らないようにしていたのですが、今後ロードバイクに乗り続けていれば、突然降られてしまう事もあるでしょうから、本日は腹を括ります。ただ、落石や土砂崩れが起きると怖いので、出来るだけ谷側を走るようにしました。ここから崩れる事もあるでしょうが、下敷きになるよりは、上から落ちた方がマシです。
しかし、有間峠は長くてキツイ斜度です。ちょうど風張林道の「キノコセンター」から後の区間が6km続くような印象です。この6kmを耐え抜くと、平坦とアップダウンが峠まで続くので、いくらかは楽になります。この頃にはお腹が空いてきて足が回らなくなってしまい、ダンシングで休みながら峠を目指しました。
到着ぅ~。なんも見えん!
この後、秩父側へ下りたのですが、雨の中でのブレーキの効き具合を確認できた事が良かったです。視界も悪くて危険なので、ぞうじるしさんの後に付いて、ゆっくりと下って行きます。
こうなる事があると言う事は理解していたのですが、本日は防寒着や雨具を持って来てはいませんでした。濡れた体のダウンヒルによって、どんどんと体温が奪われて行きます。手はかじかみ、腕と膝周りが特に冷えます。理由はわかりませんが、あまりの寒さの為か?生アクビが連発しました。
かなりキツイ寒さでしたが耐えて下界に戻ると、雨は降っていませんでした。膝が冷え冷えで足が回りませんでしたが、走っているうちに体温は回復していきました。
秩父ではぞうじるしさんに、あるお店に連れて行って頂きました。秩父名物「わらじかつ」と「豚の味噌漬け」のW丼を頂きました。揚げている油も新鮮で、甘辛ソースも濃すぎず、意外とさっぱりしています。市街地のお店は大行列でしたが、待たされずに美味しい食事を頂く事が出来ました。
W丼1300円。また来させて頂きたいと思います。