昨日、乙女ギアの32TをOPTIMOに装着してみました。さっそくですが、本日、試走をして来ましたので、たった1日ですが、使ってみた感想をお伝えしたいと思います。
32Tを購入するにあたって、いろいろ調べようと思ったのですが、「秘密兵器」として隠したいのか?それとも、「乙女ギア」と呼ばれるスプロケットを使用しているのが恥ずかしいのか?
イマイチ質の良い感想に出会えませんでした。かと言って、私が質の良い感想を書ける訳ではありませんので、そこはご了承の上お読みになって下さい。ていうか、ライド日記になります。
格好良く自走で行きたいのはヤマヤマなのですが、今回も輪行です。本日は平日なので始発で出掛けようと思っていたのですが、財布を忘れて取りに戻ったら間に合わなくなりました。
各駅停車「飯能行き」に乗り込んだものの、行き先をまだ決めていませんでした。気持ち的には「風張林道」の苦痛をもう一度味わいたいのですが、「カザリン」には25%超の激坂成分が含まれていません。
所沢駅で乗り換えれば、武蔵五日市駅に行く事は可能ですが、今回は32Tの性能を確かめたいので、大好きなw「子の権現」に行く事に決めました。
前回は、初心者(自分もですが)のツムちゃんと行ったので、待つ時間は休めたので楽だったのですが、足つきなしを再び目指すと、道中も記憶以上にキツい坂でした。
足つき無しのつもりで、自動車を3回ほど上手く交わしたのですが、前輪から「シュー」と異音が出ました。パンクかと思って停止すると、音が止まりました。落ち葉がブレーキシューとリムの間に挟まっていただけでした。
思わぬギミックで足を付いてしまいましたが、気を取り直して進みます。斜度がキツイ所で、たまに32Tを使用してみましたが、結局は坂なので楽にはなりません。余分に回さないと進まないので、あまり良い印象は受けませんでした。しかし、いつもならダンシングに移る斜度でも座ったまま上れるのは確かでした。
ラスト300mのコンクリート区間ですが、本当にキツイのは最初の100m位です。その100mのラストでイン側38%、アウト側28%の激坂が待ち構えています(すきっぷ計測値)。
本日はここで32Tの性能を試してみました。まず、シッティングで入ってみましたが、脚力が無いので、最初の左カーブを越えた辺りで辛くなり、ダンシングを開始しました。
ここで、28Tの時との違いが出たのですが、体重でクランクが回ります。
私は体重が軽いからか?28Tの時は、下ハンドルを握って背筋と腹筋を使って蹴りこまないと上へは進みませんでした。
32Tにしてみたら、ブラケットを持って、体重を乗せるだけで上がって行きます。これは最近覚えた「ゾンビダンシング」が使用出来ます。ただし、全然遅くて、なかなか進んで行きませんでしたw
ちょっと不安になる位の遅さで、前回は逃げてしまったインベタの38%に挑戦します。下ハンドルに持ち替えていつものように踏み込みます。
「いける!これはいける!」
ちょっと前輪が浮き気味になってしまい、ふらつきましたが、何とかインベタを攻略する事が出来ました。心拍数は過去最高の192を記録しました。
小学3年生の娘からもらった「ピカチュウ」ですが、46歳のおっさんのバイクに付けても良いですかね?自分でもキモイと思いますw
子の権現で休憩中に「鳥居観音」を調べました。「もしかしたら、行けちゃう?32Tなら!」なんて甘い気持ちを持ってしまいましたが、子の権現を上った後に上れるような坂では無さそうです。
下りでまた撮っちゃいました。「ここを登れたんだな」と、感慨深くなりました。
ウグイでしょうか?気持ち良さそうに泳いでいました。
前回、ツムちゃんが「登りたくない!」と言って上れなかった仁田山峠(中藤側)を登ります。ツムちゃんは子の権現登坂後にこのガードレールを見て、心が折れてしまいました。
こちら側からは、正丸峠とあまり大差のない感じの坂でした。噂される通りにアップダウンがあり、どこが仁田山峠なのか?探すのに苦労をしました。
なかなかの絶景でした。入山峠より綺麗なんじゃないか?と思いました。
やっぱり桜が咲いている時期に来たいですね。これは気持ちが良さそうです。
「コア山」の石碑の写真を撮ろうと思ったら、「鳥居観音」様が手招きをしていました。
ズームです。
もちろんガン無視しておきましたよw
コア山と言う名前は、以前「コア材」と呼ばれている材木を採る為の山、として呼ばれていたと記憶しております。間違っていたらスミマセン。
川又の便所です。以前のCAFE KIKIさんの走行会の時に、何者かによって壊されてしまったバイクラックが新調されていました。こう言う心無い人達がいる事が残念です。何のメリットがあって壊すのでしょうか?
心無い人が、志を持っている人の行為を踏み潰すのが許せません。まじで、腹立ってきた!
なので、有間峠の坂に怒りをぶつけたいと思います。
お休み処「やませみ」さんで水分補給。これから山登るのに、自動販売機のお釣りがこの仕打ちです。心無いですよね?w
前半は「32T封印!」なんて思っていましたが、後半は32Tの恩恵を大いに受けてしまいました。やっぱり私の体力で「子の権現」、「仁田山峠」、「有間峠」の攻略は無理があったようです。怒りをぶつけるどころか、足を付いてしまわないか?冷や冷やです。
前回のCAFE KIKIさんの走行会では、休憩所が設けられていたため、足つきなしは挑戦しませんでしたが、今回は挑戦します。結果、本日の体力では「風張林道」挑戦の時よりも辛い思いをしました。長いですよ有間峠は。
もう車体が汗でビシャビシャになってしまいました。アルミでよかったですw
名栗湖です。スマホの最大画素数、最大ズームで撮影してから、PCで横幅640ピクセルに縮小してみました。
どちらに下るか迷いましたが、浦山方面は行ったことが無いので、そちらを下ってみました。こちらも落石が多く、長い下りでした。
なかなか良い景色でした。
切り立っていて、正に渓谷と言った感じでした。
この後トンネルが数ヵ所あったのですが、トンネルを出てリアライトを消そうとして仰け反り、右側に立ちゴケをしました。ディレイラーハンガーが曲がってしまい、変速がおかしくなりましたが、グイグイとディレイラーを引っ張って直しました。
浦山ダム「秩父さくら湖」です。
お腹が減ったので、コンビニで弁当を食べました。武甲山削りすぎでしょう。山容の良い山なので何とかなりませんかね?
32Tスプロケットの感想をまとめます。
体力があるうちは、ペダリングは軽いけれど進まないので、率直に言うと使いたくないです。キツかったらダンシングに切り替えた方が良いと思いました。しかし、足が終わった状態では重宝しました。遅いながらも、ジリジリと足を付かずに有間峠を登る事が出来ました。
30%を超える激坂では、自分が持つ脚力では回せない斜度でも回せるようになったので、この部分は評価出来ると思います。
気になる平地での走行は、ワイドレシオになった為に「細かい変化のギア選択が出来なくなるのではないか?」と言う不安を抱えていましたが、そもそもクロスレシオの部分が貧脚の私には意味が無いトップギア側に寄っていたので、全く問題がありませんでした。
登れなかった斜度を克服できた事、ゾンビモードが強化された事。スプロケットが大きくなった事によって、53g重くなってしまいましたが、1回だけ使用してみた感想としては、32Tに換装して良かったと思いました。趣味で坂を登る方にはオススメ出来ます。ただし、ヒルクライムレースでは、使用する人によっては重量増だけの意味が無い物になるのかも知れません。
もっと使い倒して考えが変わったら、また記事にしたいと思います。