最近知り合ったローディーの皆さんは、自走で山を何個も越える鉄人が多くいらっしゃいます。恥ずかしい話しですが、私の場合はスタミナが乏しくて、真似をすると山にたどり着いた時には坂を楽しめない状態になってしまっている事が良くあります。
私はロングライドが苦手で、平地を走るのがあまり好きではありません。特に幹線道路は信号で何度も捕まってしまいますし、走り方にも気を使うのでハッキリ言って嫌いです。
いずれは強くなりたいと言う気持ちは持っていますが、私がロードバイクに乗る一番の理由は楽しむためです。フレッシュな足で好きな山を走ること、普段は行けないような遠くの景色を楽しむこと、そのために早い時期から輪行袋を購入していました。
ロードバイクに乗り始めて2ヵ月後、膝痛に悩まされていた時期には、必ず輪行袋をバックパックに忍ばせていました。痛みで走る事が出来なくなる可能性があっても、輪行袋があるので安心して家を出発することが出来ました。
私にとっては無くてはならないアイテムの輪行袋ですが、小さくて軽量な「オーストリッチのL-100」を購入しました。
収納が楽そうな横置き型のモンベルのコンパクトリンコウバッグも気になったのですが、新幹線などに乗る時に通路にはみ出してしまう可能性がありそうだったので、先にL-100を購入しました。いずれはこちらも購入して使い分けて行きたいと思っています。
収納方法を説明させていただきます。
まず、ギアをアウタートップにして後輪を外しやすい位置にします。
ブレーキのクイックリリースレバーを上げて、ブレーキパッドの隙間を広げます。
後輪のクイックリリースレバーを引きます。後輪はレバーを回さなくても外す事ができます。
片手でサドルの後方を持ち、ホイールを下に押すと外れます。先にバイクを逆さまにしてから外してもOKです。やりやすい方法で外してください。
バイクを逆さまにして置きます。
エンド金具をチェーンを通して取り付けます。チェーンを引っ張ってクイックリリースレバーを締めます。
角度はチェーンステーと平行に調整します(締め付けてからでも動かせます)。
リアディレイラーをロー側に寄せて、外から当たりにくくします。フロント側はアウターにする事で、チェーンリングがむき出しにならないようにします。
フロントの金具ですが、付けなくても気をつけて運べば特に問題はありません。
スプロケットカバーを取り付けます。
フレームカバーを念のために取り付けます。
エンド金具とサドル後方を支点にして立てます。クランクはこの位置にすると、持った時に邪魔にならなくて良いと思います。
ホイールでフレームを挟みますが、私の場合しっくり来る位置に合わせると、フロントディレイラーとリムが当たって傷が付いてしまいます。
試行錯誤しましたが、フロントディレイラーにタイヤが当たるように片側だけずらしてバンドを締めるようにしています。
バンドの締め付けは3ヶ所あります。ダウンチューブで締めます。
サドル位置で締めます。
シートステーの辺りで締めます。
輪行袋に収納する前の全体像です。
輪行袋に収納する位置が書かれていますので、置く方向で迷う事はありません。
肩に掛けるバンドをクランクに結びます。
袋の外に出す穴が開いていますので、そこを通します。
バンドの反対側は輪行袋の口からステムに結び付けます。
最後は口を締めて完成です。
最初は時間が掛かりましたが、最近では10分位で作業を終らせる事が出来るようになりました。
オーストリッチのL-100は生地が薄いので破れてしまいそうですが、その時は内側から当て布を接着剤で貼り付けて修繕すれば良いと思っています。最初の輪行袋としては、この縦型が邪魔になりにくく、購入して正解だったと思いますが、エンド金具も荷物になるのでモンベルのコンパクトリンコウバッグも欲しい所ですね。