まず、第26回カフェキキ走行会のルート、有間峠(名栗経由)についてご説明します。2018年4月27日まで通行止めだった「林道・広河原逆川線」を走り、有間峠を目指します。スタート地点の川又の東屋から有間峠までの走行距離は13.8kmあります。そして川又の東屋の標高が235m。基本的な有間峠のスタート地点となる有間渓谷観光つり場の標高が365m。目的地の有間峠の標高が1134mとなっております。全体の高度差で899m、獲得標高は後半にアップダウンがあるので952mになります。ひとつの峠としては高度差があり、埼玉県でもトップクラスの高難易度の峠と呼べるのではないでしょうか?
有間峠からは眼下に名栗湖が広がる絶景が見られます。条件が良ければ東京湾まで見渡せるそうです。また、夜景の人気もあるようで、星空と夜景が同時に楽しめるそうです。こちらも条件が良ければ東京スカイツリーまで見ることが出来るそうです。2017年6月25日にはヒルクライムレース「飯能市ヒルクライム名栗ステージ」が行なわれました。2018年の今年は第2回が予定されていたようですが、工事の予定が不明のため、残念ながら中止となってしまったようです。
子の権現南ルート挑戦の直前に、1人勇気を出して入店したカフェキキさん。その時に今回の走行会に誘っていただいたので、これまた勇気(←なんの勇気だ)を出して参加して来ました。
集合場所は名栗湖下の川又交差点近くの休憩所でした。おかしな壁画で有名ですが、私は見た記憶がありません。不安なのでストリートビューで壁画を探すと、過去に2回は通っているはず。とりあえず、飯能駅まで輪行してから集合時間に間に合うように走りました。
あほです、これに気が付かないで2回も通り過ぎています。カフェキキさんが作ったバイクラックが何者かによって壊されていました。とりあえずマスターと皆さんに挨拶をし、前日に道路の清掃をしてくれた方にお礼を言いました。今回は皆さんの許可を取っていないので、参加者のハンドルネームも伏せさせて頂きます。
ブリーフィングで”まったり勢”として参加表明。簡単な自己紹介を終えて出発します。
スタート後すぐに名栗湖坂を登りますが、皆さんのペースが結構早くてついて行くのが大変でした。
「これはゾンビのぺースじゃ無いよ、人間のペースだ…」
普段ゾンビに変身する事が得意な私の苦戦が始まります。
名栗湖畔は、ほぼ平坦で歩行者もいます。他の方と走るのは初めてなので、ハンドサインの勉強をすることが出来ました。
有間渓谷観光つり場を過ぎると、逆川(さかさがわ)に沿ってきつい登坂が始まります。体感的に斜度10~15%位のきつい区間が6kmほど続きます。途中何個かの滝が見られ、綺麗な新緑を満喫することが出来るはずですが、皆さんが早いのでついて行くのに必死です。
途中道幅が狭い所でハイラックスが登って来て、どう考えても邪魔なので通過するまで足をついてしまいました。まあエイドで休むつもりでしたので良しとします。
バナナとコーラを頂いてカロリー摂取。しばしの休憩を取ります。ピナレロ・ドグマに乗っている方の「カンパニョーロ ボーラウルトラ」と言うホイールを持たせて頂きましたが、メチャクチャ軽かったです。すきっぷには縁遠い器材で貴重な経験をさせてもらいましたw
その後登っているとパンクをした方が出て、修理をお手伝いします。カットパンクでタイヤブートを使います。無事に修理が終ってから後に続きましたが、ペースが早くて辛かったです。
スタートから約10km程走ると斜度が緩んで多少アップダウンしたトラバース(登山用語で横断)をします。岩壁に挟まれた所など面白い所もありましたが、今回は単独走ではないのであまり写真が撮れませんでした。そして、ようやく有間峠に到着しました。
ちょっと霞んでいて東京湾までは見えませんが、良い景色です。
名栗湖が良く見えました。すぐに下りるから待っててねw
スマホ(エクスペリア)のデジタルズームの処理って凄いですね。640×480ピクセルの低画質でいつも写真を撮っています。写真が綺麗な方のブログを見ると、良いカメラが欲しくなりますが、私には良い写真を撮る技術がないので豚に真珠でしょう。
そしてミヤタのランドナーに乗って、サポート器材から水分まで重い荷物を運び上げて頂いた方にお願いをして、以前から撮りたかった写真を撮ってもらいました。この方と走りながらAACRの事を聞きましたが「飯能グループが山に入ったとたんに周りのペースが落ちるんです」と言っておられました。やはり飯能ローディーは山岳民族だったのですw
良く見る”持ち上げ万歳”写真です。これだけでも参加させて頂いた甲斐があります。1人じゃなかなか撮れませんからね。
荷物を含めて総重量20kgはあると思われますが、私より早く登れるすごい人です。私が貧弱なのはわかっていますw
すると、残り200mという所でパンクをしてしまった方が歩いて登って来ました。
皆さんで集合写真を撮ってから出発、来た道をダウンヒルで戻ります。前記事の通りこっそりヘビを捕まえて遅れを取ったので急いでエイドに向かいますが、安全第一で十分注意をして下ります。
エイドに到着しました。しばし休憩をします。下りでも休憩を取り入れている理由は、以前ぶっ通しで下ったらホイールがブレーキングで高温になり過ぎて「熱パンク」が発生した事があるからだそうです。斜度もきついし長いですからね。
新緑が綺麗ですね。個人的には紅葉よりも新緑の今のほうが好きです。
この後はスタート地点まで一気に下る予定でしたが、先ほど頂上でパンク修理をしていた方が2度目のパンク発生。今度は前輪でした。チューブ交換をしますがタイヤレバーの操作ミスでブシュー。手伝っていた他の方がチューブを差し上げて、今度はタイヤレバーを使わずにタイヤを装着します。携帯ポンプで6BARまで空気を入れて、フロントフォークに取り付けようとした矢先にパーン。今度は私がチューブを差し上げて、念入りにチェックしてをしてから空気を入れると大丈夫でした。
その後皆さんが待っている川又の東屋に戻り、初めてのトレインを組んでカフェキキを目指しました。
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