こんばんは、すきっぷです。
ロードバイクに乗り始めて3ヶ月半が経ちました。当ブログで「子の権現」への思いをつづり、「挑戦します!」と宣言してしまったので、自分が本当に登ることが出来るのか?不安な日々が続きました。
その不安を払拭できるよう、激坂と呼ばれる坂や、いくつかの峠を登って自分なりに練習をしました。そして、いよいよ「子の権現 南ルート」に挑戦する日がやってきました。
前日に「子の権現 南ルート」挑戦の予定を考えました。
まず、今まで恥ずかしくて1人で入る事ができなかった「CAFE KIKI」さんに立ち寄って、朝食を済ませてから「子の権現」に挑戦し、時間と余力があったら「苦労坂」にも登ってみようかな?と考えました。午後は用事があるので輪行で早めに帰るつもりです。
「CAFE KIKI」さんには「子の権現」に挑戦した後に伺いたかったのですが、当日に走行会があるようで、午前7時から8時30分のモーニングの時間だけの営業だったので、「子の権現」挑戦前に伺う事にしました。
ただ、行きを自走にするか?輪行にするか?で悩みましたが、貧弱なのでフレッシュな足で挑戦できる輪行を選ぶ事にしました。
足付きの不安と恐怖に襲われながら飯能行きの電車内で、本日の挑戦の事を考えました。
「本当にできるのか?…」
「本当にできるのか?…」
「本当におまえにできるのか?…」
ラストの300mの激坂区間の最初の100m区間ですが、私が全力を出してギリギリ登れるかどうかのきつい斜度と距離です。まず、この100m区間に辿り着くまでに出来るだけ体力を温存する事ができなければ、ここで失敗してしまいそうです。
そして、うまく体力を温存して100m区間を乗り切れたとしても、斜度15%前後の残り200m区間で力尽きてしまわないかが心配です。
いずれにしても、やるしかないです…。
飯能駅に到着。「ネガティブモード」で「CAFE KIKI」さんを目指して走ります。思ったより気温が低くて寒かったですが、20分弱で到着しました。
人がたくさんいたら照れ隠しで「おはようございます。すきっぷです!」とインパクトのある入り方をしようと考えていたのですが、マスターしかいなかったので普通に入店しました。
マスターは走行会があるのでサイクルジャージを着ていて「こんな格好でごめんなさい」と、なんとも腰の低いやさしそうな方でした。
フレンチトーストをお願いしました。おしゃれすぎてどうやって食べたらいいのかおじさんにはわかりませんでしたw。お味の方は卵と牛乳が中までしっかりしみ込んでいて、外はカリッと中はやわらかく、とても美味しかったです。
足付きなしで子の権現を狙うなら、今の時期は杉の葉っぱがいっぱい落ちていてスリッピーなので気をつけた方がいいですよと、アドバイスを頂きました。その他にも飯能周辺の情報をいろいろと教えて頂きました。走行会に参加される方が入店してきて忙しそうなので「また来ます!」と伝えてお店を後にしました。
「堂西の激坂」を通過して「子の権現」に向かいますが、出来るだけ脱力をして走ります。
サギがいました。何サギかはわかりません。冠毛が生えていた気がするので”コサギ”かな?
「子の権現」は左…と。この辺りで何故だか不安は消え、気合が入ってきました。
起点に到着しました。残り4km程です。ここで休憩をします。疲れてはいないけど…。
今回は私にとって一大イベントなので、磯採集で使っていたカメラをセットしました。このカメラに4GBのメモリーカードを挿入しているのですが、どの位の時間を撮影できるかが分かりません。さらに…
私がどの位の時間で登れるか?もわかりませんwww
なので安全策を取って、残り1.8kmの看板から撮影しようと思います。難関のラスト300mで停止してしまったら意味がないですからね。
ちなみに、今回は明るい間しか走らないのでライトは取り外してカメラを取り付けています。ベルはシートポストに取り付けてあります。鳴らす状況は想像しないで下さい。
ストレッチをして準備完了です。か細い両ふとももを「バチーン!」と叩き、気合を入れます。それとは裏腹に、ゆるゆるとゾンビスタートを切ります。
「残り1.8km」の看板までは穏やかな道でした。撮影をスタートします。「CAFE KIKI」のマスターが”「残り1.8km」か「残り1.5km」の看板のどちらかがウソなので気をつけて”と言っていたのを思い出します。
動画のほうですが、体力温存ゾンビ走行ですのでハッキリ言って長いです。動画の最後に”化け物カーブ”を徒歩で撮影しております。現場を視覚で捉えた斜度の感覚に近い動画が撮影できたと思いますので、時間のない方は最後だけでも見て頂けるとうれしいです。撮影するとなると恥ずかしいので”ジグザグ”は封印しました。きつかったけどw
※ ふらついて画面が揺れますので、酔いやすい方は注意してください。
登れました!
残り1.8kmの看板からは、緩急がありながらの登りが続きました。ラスト300mに近付くにつれて斜度がきつくなり、心拍数を抑えてラスト300mの登りに備える事が難しかったです。
ラスト300mは、杉の葉や枝、小石などの障害がありましたが、幸いにも後輪の空転は起きず、全力をぶつける事が出来ました。途中まで「最後のカーブは内側を攻めてみよう」なんて調子に乗った考えを持っていましたが、いざ辿り着くと失敗の危険を感じて外側を回ってしまいました。
そして予想したとおり、残り200mの坂がこたえました。通常ならなんてことのない斜度なんですが、あの登坂をした後では呼吸と心拍を整えにくく、長さもあるので「ゴール直前でバテてしまうのでは?」と一瞬不安がよぎりました。しかし、ゆるゆる走っていると呼吸と心拍が整ってきたのでゴール手前でギアを上げてダッシュしてゴールしました。
「埼玉のラルプ・デュエズ」と比べると、足付きなしのこだわりが邪魔をして、精神的にこたえました。「埼玉のラルプ・デュエズ」では「足を付いてしまったら素直に降りてこよう」という軽い気持ちでしたが、絶対に負けられないと臨んだ今回の方が総合的にちょっとだけキツかったです。まあ坂としてはどちらもかなりキツイですがw
「子の権現 南ルート」はやはりラスト300mがネックですね。でもこれがなければ普通の坂になってしまいます。きついけどここが魅力なんだと思います。
うわさのお守りを購入しました。来る途中で見た「ゆずの庄」さんでうどんを食べたいので時間をつぶします。11時開店まで時間があります。
茶屋で「お茶いかがですか?」と出されてしまったので、ちょびっと購入。商売が上手いですねw
落雷でもあったのでしょうか?
下りは「CAFE KIKI」のマスターの言う通りに杉の葉っぱ等が落ちていて危険なので、降りて下りました。
まだ時間あるし、カニ探していたらヤゴ(トンボの幼虫です)も見つかるし。
なんとか時間をつぶして11時になったので「ゆずの庄」さんにお邪魔しました。
「肉汁うどん」を注文しました。甘辛い汁にゆずの香り、麺は歯ごたえが凄いカチカチ麺が美味い。カルチャーショックを受けたのが「ナス」です。うどんにナスを入れて食べたことが無かったのですが、この甘辛い汁とマッチして、目からウロコの美味しさでした。次は大盛りにしよう。
猫ちゃんがいっぱいいました。
その後、折角なので「堂西の激坂」を歩きで撮影しました。
ラスト300m区間で腰をやられちゃったので、素直に飯能へ戻って輪行で帰りました。
午後の用事はと言うと…。
じゃーん!
クロスバイクが無事に戻って来ました。和光市で撤去されておりました。娘が鍵も掛けずに放置するから盗まれたかどうかも分からなかったんですよね。
引き取りに行く時にアーレンキーを忘れてしまったので、ダイソーさんで購入した時の写真です。娘のサドルの高さだと三輪車に乗っているみたいでした。
もうバカ娘にはしばらく渡しません!
2018年4月8日走行