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子の権現を偵察「飯能周回」 

昨日は「子の権現」に挑戦してやる!と意気込んで宣言してしまいましたが、一夜明けて冷静になってブルブルと震えておりますw

何かしらトレーニングをしないとダメですね。

では、昨日のライドを書いていきます。

朝5時半に目が覚めましたが、どこに行くか完全には決めていませんでした。

「子の権現」の最大斜度は28%とも、40%とも言われております。斜度の計算は角度が上がるほどパーセンテージが急激に上がる仕組みなので、部分的には40%もありえるかもしれません。

水平距離で100m移動して,垂直に高度が28m上がる直線の坂は斜度が28%になります。40m上がるなら40%。100m上がるなら100%(角度で言うと45度)。これ以上の角度になると100%を越えた数値になっていきます。

その「子の権現」のラスト区間に匹敵する激坂を知ることが出来ました。

大東京ヒルクライムさんで拝見させて頂いた、「堂西の激坂」と言う飯能の坂です。

「子の権現」に挑戦する前に、この斜度30%の激坂を経験してみた方が良いだろうと思いました。そして、天目指峠を越えて北ルートで「子の権現」へ行き ”背後から核心部分を覗き込みに行ってやろう”と考えました。

早速ルートラボでルートを引き始めます。ちょっと距離が短いので肉付けをして、出来上がったルートが下になります。

「あー!朝からルート引いてたら遅くなっちゃった!!」

今日のパスタはまあまあ美味しそうに出来ましたw

大泉学園の駅で飯能行きに乗り込むと、すでに3台の自転車が積み込まれておりました。

「すきっぷの愛車を置く場所がない…」

飯能到着です。食料と水を買って、10時半にようやく出発しました。

例のごとく入間川沿いを走りました。途中ヤギを散歩させている老人を見つけましたw

8kmちょっと走って「堂西の激坂」に到着!

(2018年4月8日 撮影)

「ちょ、、、何コレ?www」

この斜度は南埼玉周回の時に「今の私には無理」と、押して登った斜度に匹敵します。むしろ「こんな斜度登る人なんかいないでしょう?」と思っていた位です。

ロードバイクに乗る体勢がきついので、2週間前から”体幹トレーニング”を始めました。少し慣れてきたのでメニューをきつくした所、背中に痛...

本日は出発前に斜度を計測できるアプリをインストールして来ました。入り口の斜度を測ってみると、きっちり30%ありました。

写真と実際では全く違う威圧感に尻込みしてしまいそうになります。

しかし!すきっぷには、体は貧弱だけど…「ばか」と言う人類が歴史上、長年培ってきた最強の武器をデフォルトで装備しております。

ギアをインナーローにセットして。

「うぉるあぁぁぁああぁあぁっ!!」

と、最初からダンシングです。

「え?はんどるどこ持てばいいの?登る出力をペダルに入れられないんだけど…」

体重でペダルを押し込んでも前に進みません、ブラケット部分をつかんで挑んだのですが、ペダルが回りません。

5mで足つき…。

すきっぷ
どうする?帰ってもいいかな?
まっけれる
まだばかが足りねえんだよ!

こういう時は、普段まったく使わない「下ハン」の出番です。「下ハン」を握り締め。

「どるぉぅぁああぁあぁっ!!」左クリートがはまらずUターンw

3度目の挑戦!!

無事スタートを切って、斜度30%に挑みます。

「下ハン」を握りしめ、腕力、背筋、腹筋、小アンディー小フランク、全ての力をすきっぷの貧弱な体から搾り出して前に進む力に変えて行きます。

身体的きつさは想像を遥かに超え、「とにかく負けたくない」の一心で踏み続けます。体重が軽いので「ずりっ、ずりっ」と後輪がグリップし切れずに、スリップしてしまいます。

呼吸が乱れ、心拍はかつて人生で経験したことがない速さに…。

すきっぷ
あぁ、世界が白くなって来たよ…。
まっけれる
頑張って行くんだ。その向こう側に!

世界が白くかすみます。酸素が足りない…。あと、10m。負けたくない…。

いい歳したおじさんが、坂の上で「はぁ、はぁ」しています。なんとか、本当になんとか登り切ることができました。

世界は白く、呼吸は苦しく、心臓はまだダンシングを続けています。

犬の散歩をしていたおばあさんが「すごいねぇ~、よく登れるね~」と褒めてくれますが、すきっぷはしゃべれませんw

落ち着くまでかなりの時間が掛かりました。なった事の無い心肺の状態だったので不安でした。人生で最大の出力を出し切り、あと10m長かったら負けていたかも知れませんでした。

同時に、まだ正確には3ヶ月乗ってはいませんが、ローディーとしてレベルが上がった事を実感し、噛み締めます。斜度30%が「登れる坂ではない」から、「頑張れば登れる坂」に変わった瞬間でした。

最終の斜度は25%でした。見た感じ緩む所は無かったので、始終25%以上をキープしている坂だと思います。距離は124mだそうです。

呼吸が整って来たので出発します。回り込んで降りて行く途中に、もっとやばいかもしれない激坂を見つけましたが、見なかった事にして「天目指峠」を目指します。

名栗湖に近付いた所で水分が無くなってしまったので「お休み処やませみ」に行きました。

お土産に梅干と、「天目指峠」で食べるやきそばを購入。飲み物も買って背中のリュックがどんどん重くなって行きますw

「天目指峠」の分岐に到着しました。

右に曲がると「天目指峠」に行けます。

本日は「子の権現北ルート」を控えていますので、インナーローの低出力でゆっくりと登っていきます。呼吸は乱れず、景色を楽しむ余裕がある登り方です。

ここの斜度はどのくらいだろう?アプリで調べると、9.8%でした。傾斜と数字を記憶に留めながら走ります。

しばらく進むと「つづら折り」が連続し始めます。

このカーブの内側はどうでしょう? 20.84%でした。

写真と斜度を測るため、何度も止まったので体は楽でした。ダンシングしないと登れない場所もありましたが、じりじりと進むと、それらしい看板が見えて来ました。

「もしかして、もう終わり?」

あっけなく着いてしまいました。「山伏峠」の方が10倍くらいキツかった気がします。

感覚が麻痺しているのか?足つき無しをしなかったからなのかな?

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